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2016-09-01

南薩摩へのプチ旅〜頴娃茶

9月2日(金)のレトロフト金曜市は、

☆頴娃町瀬川農園のお茶のアレコレ
☆サクラノヤカタの季節の和菓子も〜あんみつ、みたらし団子そして水羊羹!!

11時〜19時 レトロフトリゼット広場での開催です。
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さて、《レトロフト金曜市》にならぶ食材や素材のふるさとを訪ねて。
ちょっと今日は長文になるかもしれませんが、皆さまを頴娃町・瀬川農園へのプチ旅にご案内いたします。

南薩プチ旅のスタートは喜入武家屋敷でした。
というのは、鹿児島から頴娃町の間もきちんとうめる旅にしたくて。

で、石垣の脇に車を停めて肝付家跡の道をテクテク歩いていると、、、魔法のように目の前にふっと白髪の老女が。
何をお探しですか、、、美しい東京言葉で語りかけられ。
元禄から続くという武家屋敷にすむご老女は、東京で生まれ育ったとの事。90歳になる今、先祖伝来の家を静かに守り暮らしているとのことでした。

簡素な武家門の中の屋敷に招き入れられ、二人並んで縁台に腰掛け往事の話に聞き入る不思議な時間。
この老女の純白さと清らかさ、この場に不釣り合いな東京言葉での静かな会話は何というのか・・・梨木香歩さんの小説世界に迷い込んだよう。さながら白日夢のような南薩への旅の入り口でした。

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さて、のんびり時間を過ごしてばかりもいられません。頴娃町の瀬川農園の瀬川さんを訪ねるのが午後の目標。指宿を経由せずに山道で通じるルートがあることを確認して、再びクルマを南西へ。

深く涼しげな杉林の道、広い農道を心地良く車を走らせていると目の前にあらわれたのが一面の茶畑。頴娃町でした。

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待ち合わせ場所に現われた瀬川青年は、くび手拭いにオシャレな赤いスニーカー姿。
で、早速軽トラに先導してもらい、大野岳中腹にあるという瀬川農園の茶畑に案内してもらうと、

うわぁ!
もう、びっくりするような絶景(開聞岳と南シナ海)。
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今日は霞んでますけどもっと晴れれば向こうに硫黄島、それに宮之浦岳も、とニコニコとこの眺望の先を説明してくださいます。
パノラミック§ドラマチックな鹿児島の火山系造形のど真ん中に頴娃茶のフィールドは広がっているのです。

無農薬、減農薬栽培の苦労も聞かせてもらいました。

私も本業は造園なので茶の木やサザンカなどの葉にはムシもたくさん付く事実感しています。それを最低限の農薬で乗り切る大変さは、この日の訪問程度ではうかがい知れないはず。

ただ、健康な樹木であればムシにも強いのは庭木でも同じ。
この日当りの十分さ、火山性土壌の水はけの良さ、風のそよぎは、ここに広がる一面の茶樹に素晴らしいミネラルを供給していること、私もこの目で確信できました。

↓ 大野岳から池田湖を望む。
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さて、瀬川さんとは今後、「頴娃町の素晴らしい食材」も可能な範囲でご紹介いただけるといいなあ、と、
将来の金曜市構想を語り合って、お別れ。

で、のあと、せっかくなので(一部で話題の)釜蓋神社へも足を伸ばしました。
カマンフタと読むこのお社、釜の蓋などとは実は後世の当て字です。
語源は沖縄の言葉でカマンタ、、、つまり海の生物エイのことなんです。

番所鼻の岬にある釜蓋神社に行って地形を眺めてみると、陸繋島(トンボロ地形)という、海に突き出た鼻(岬)が確かにエイに似てる!

それが頴娃町の語源ともなっていて。
南方系の私たちの祖先が遠い昔にこの海からヤマトに上陸した地点だとすると・・・・すごい太古のロマンを感じました。

まことに神々しい雰囲気の地勢。
ただ、客受けの良過ぎるこの神社の佇まいには「・・・・」。

それにしても南薩摩は、何て豊かなんだろう。
頴娃町の素朴さが、正直さが、控えめな佇まいが、もう決定的に好きになりました。
ホント、来てみてよかった!

↓釜蓋神社の裏手の岩場から入り日を望む。
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