toggle
2016-12-16

楞野康祐氏・リュート世界

img_7439

you tube上のふとしたコメントがきっかけで始まった、リュート奏者楞野康祐氏との交流。
思いがけずもつくば市から鹿児島に来て頂けることとなり開催に至った、12月13日レトロフトでの演奏会(非公開での開催でした)。

想像を超えた美の領域でした。

まず、そのあまりの音量の小ささと繊細さゆえに・・・・会場にいる人の数だけ衣服に「音」が吸い込まれる、とのことから観客も数名に留め、限られた方々のみ極秘裏に集まっていただいての集会でした。

この楽器は通常、
演奏の一日前からその会場に置きその場の空気に慣らすのだそうです。
湿度や土地の「気」に徐々に慣れてもらい、、、。

そして定刻となり間近に聴くリュートの調べ。

圧倒的な繊細さ。
これほどまでに人のこゝろのすぐ脇に寄り添ってくれる楽器を私は他に知りません。
この世のものとも思えぬ純粋な楽(がく)の音。

賑やかな道に面したレトロフトをこの時ほど恨んだことはありません。
バスのエンジンをふかす音、乗用車のタイヤの摩擦音は、リュート的余韻を一瞬にして蹂躙し無遠慮に遠ざかって行くのです。

ここが馬車とて走れぬ往年のベネチアであったなら。。。。私の幻想世界は繊細なリュートの音色とともにルネサンスのベネチアの商館、優しい灯に彩られた華麗な居室へと飛翔していました。

是非もう一度、この美しい世界を皆様にもお届けしたいです。

img_3720


関連記事