2019-10-26
『朗読と音』〜笹井宏之 歌集「ひとさらい」より
レトロフト連続シリーズ『朗読と音』
笹井宏之 歌集「ひとさらい」より
2019年11月8日(金) 19:15開場 19:30開演
朗読 梅原大暉(うめはら・たいき)
音 濱田貴志(はまだ・たかし)
解説 多田蔵人(ただ・くらひと)
会場 レトロフトチトセビル1階 鹿児島市名山町2−1
参加費 1800円(お茶付き/要予約) 学生1300円
お申込み info@retroftmuseo.com
主催 レトロフト 099-223-5066
シリーズ「朗読と音」は、朗読の声とそれに添えられる「音」に導かれながら文学世界をイメージする、五感を使って楽しむ新しい読書です。今回は現代短歌の世界に彗星のようにあらわれ夭逝した歌人・笹井宏之をとりあげます。
誰もがとりこになってしまう彼の歌、感性は没後10年経った今も熱く読み継がれています。
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ねむらないただ1本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす
ひかりふる音楽室でシンバルを磨いて眠る一寸法師
カルシウム不足の月を叩き割る 斧のいたるところにどくだみ
水田を歩む クリアーファイルから散った真冬の譜面を追って
それは明日旅立ってゆく人のゆめ こうのとりには熱いポトフを
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