2018-05-14 |
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レトロフトの催し案内

明治23年浅草に建てられ、当時日本でもっとも高い建築物だった「凌雲閣」を舞台に、
現実と虚が妖しく交錯する江戸川乱歩の世界を、ご鑑賞頂きます。
朗読 橋本泰久
音 松本充明
☆2018年5月19日(土曜日) 19:30開演(19:15開場)
☆レトロフトチトセ 1階リゼット広場にて
☆1800円(お茶付き)要予約→コチラへ
☆お問合せ 099-223-5066
*今回は鹿児島大学・多田准教授は日程のご都合で参加できませんので、レトロフトから読後の短いお話しタイムをご用意致します。
物語は・・・・往時の汽車の二等車内での風景。車窓に絵の額縁のようなものをたてかけている古臭い紳士の格好をした男と「私」とのストーリー。舞台は凌雲閣。
江戸川乱歩の小説でありながら、グロテスクでもなくまた、一滴の血もなし。
とはいえ不思議で、またとてつもなく妖しい世界に違いはありません。
低い男声での朗読と、音。
レトロフトバージョンでの乱歩世界に土曜の夜、静かに、足を踏み入れてみてください。
Facebookページはコチラ


2018-04-10 |
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レトロフトの催し案内

オープン6周年の催しご案内ーーー
オープン6周年記念に、今年もリゼット広場でレトロノッテの開催です!
4月14日(土)は一階店舗が22時まで夜間営業をいたします。ふだんお仕事でレトロフトにお越しになれない方々も、是非お楽しみください。
■お楽しみ〜その1《前田家さんの蓄音機を聴く会》
*18:30〜19:30 蓄音機を聞く会
*会場は1階、リゼット広場。
*日吉町の老舗前田家さんが大切にコレクションしている蓄音機を楽しむ会を開催します!
*無料公演で予約も不要です。
前半はクラシックの名盤をじっくりお聴きいただきます。
後半は「時代(の音)を聞く」をテーマに明治・大正の小唄、エノケンなどレトロの時空へ。
*さらに!前田屋さんと言えば、あの「角食」。レトロノッテで販売があります。
■お楽しみ〜その2《フィリピンからスカイプで〜珍品オークション》
*20:00〜 フィリピン・マニラのpekepekeさんをサテライトでつなぎ、現地の珍品、特産品オークションのオークション販売をいたします。
*美味しいもの、笑えるもの、お求めやすいものを既に現地で調達済み。
*久しぶりにポチャオさんとアユミさん登場。スカイプでお話もできますよ。
↓ 画像はpekepekeさんのFacebookより。セブ島滞在中のペケオさん。

2018-04-02 |
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レトロフトの催し案内

水引 内野敏子の世界
2018.4/14(土)ー4/22(日)
11:00ー19:00(最終日〜17時) 月曜休廊
会場 レトロフトMuseo 鹿児島市名山町2−1
お問い合わせ 099-223-5066
古くは遣隋使の時代に起源を発するという水引を使い
日本の伝統技法をふまえながら独自の感性で表現した造形作品や
あえてモノクロームで「形」の美しさを追求した『植物採集シリーズ』など、
新しい水引の世界を展開します。
また普段の暮らしに寄り添う祝儀袋、箸置き、アクセサリーなどの販売もいたします。
【ワークショップのご案内・予約制です】・・・・・・・・・・
展覧会《水引・内野敏子の世界》の開催にあわせて
「水引・基本の結びと暮しの雑貨」「折形 基本の包みと暮しの贈り物」(文化出版局)の著者でもある内野さんに直接指導していただくワークショップを、会期中2回開催いたします。
第1回目
■4月15日(日)13:00ー15:00 会場レトロフト一階リゼット広場
参加費 2500円(受講料・材料費込) 先着8名様
《テーマ・・・「折形」・熨斗で遊ぶ祝儀袋》
参考画像=下の「折型」をご覧ください
第2回目
■4月21日(土)13:00ー15:00 会場レトロフト一階リゼット広場
参加費 2500円(受講料・材料費込) 先着8名様
《テーマ・・・「水引」・基本の「結び」を使ってサンキューカードを作る》
参考画像=最下段の「水引」をご覧ください
お申し込み・ご希望の日付けをご記入の上コチラにメールいただくか、
099-223-5066までお電話ください。
基本の「結び」、基本の「折形」を知ることで冠婚葬祭にも、現代の暮しの中にもいろいろな展開ができるので、この機会を是非お楽しみ下さい。
(内野敏子さんのプロフィールはこの画像下に詳しく記載されています)


profile:
水引工芸家、熊本生まれ。武蔵野美術短期大学卒・油絵専攻。
広告デザイン、建築設計等の仕事をへた後、1995年より水引工芸、2000年よりバスケタリーを始める。
水引の伝統的な技法を用いながら立体作品や普段の暮らしに寄り添う作品を制作。
東京、京都、熊本などで個展開催。
著書に『水引 基本の結びと暮らしの雑貨』『折形 基本の包みと暮らしの贈りもの』(文化出版局)など ホームページはコチラ
2018-03-09 |
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レトロフトの催し案内

2017年3月7日(水)〜12日(月)11:00ー19:00
会場 レトロフトMuseo 鹿児島市名山町2−1
入場無料(最終日は17時まで)
まったくもって油断していました・・・・。美術教師と4人の生徒さんが25年の時を経てレトロフトで展覧会、そんな軽い気持ちで思っていました。が、しかし・・・。
参加者のお一人、NHKの番組などでも活躍のアーティスト・長友心平さんが何年もかけて進めてたプロジェクト「ともしびプロジェクト」のお話しを聞いて、私のこゝろの中でまったく次元の違う大きな意味のある展覧会となりました。
概要を頂いた資料から転載致しますね。
ー《3月11日》に向けた東日本大震災「ともしびプロジェクト」ー
「震災の復興を願う、希望のともしびを水彩画で灯そう」という参加型ワークショップです。
東京からはじまり、神奈川県、宮城県、福島県・岩手県、佐賀県をまわりながら、沢山の方々に参加していただいています。
目標は、震災で犠牲になられた方々の20000個のともしびです。
現在、2437組、16117個のご参加をいただきました。
(2017年時点)みなさまもぜひご参加ください。
〈プロフィール〉長友心平(画家)
1977年 鹿児島生まれ。東京在住の画家。
関東を中心に、似顔絵イベントや絵画教室を開催。水彩画・アクリル画のを使い分けながら色とりどりに表現します。
アートによる東北復興支援中。岩手県盛岡市や釜石市にて、イラストを提供しています。
(展覧会&プロジェクト詳細は下画像の下方に続きます)
会期中、今週の日曜日がその《3月11日》です。
長友心平さんも急遽、東京から会場に詰めてくださることになり3月9日(金)お昼過ぎから「ともしびプロジェクト」をレトロフト会場で開催することになりました。
いつの時間帯、どの日でも自由にご参加いただけます。
ひとりひとりの「ともしび」を、ご自身の自由な絵で東北に届けようではありませんか。
どうぞ、何の準備も材料も不要です、東北への思いだけを胸にレトロフトMuseoへお越しください。
メンバーの長友さん(左)と前田陽子さん(右)

2018-01-24 |
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レトロフトの催し案内

今週日曜日は、レトロフト的にとても不思議な日となります。
ことの起こりは「働き手募集」。
いまの時代、本当に働き手が不足しているらしいのです。
なら、レトロフトの各社での説明会ならぬレトロフトチトセ全部まとめての人材募集会をしましょう!という運びとなりにけり。
☆森のかぞく=オーガニック農園食堂
☆花の木ファームラボ=大隅の自家農場から・ホットドッグとお肉の販売
☆ネコノヒタイ=本部は福岡市のオフィスフィールドノートです。
各店舗やスタジオを自由に廻っていただいて、それぞれのブースを実際に見て頂いてお互いにお話しして最高のマッチングを探ります。
正真正銘のリクルートです。11時から15時までのフリータイム制ですのでふるってご参加ください。遠くの県からのUターン、Iターンにも対応できるよう、かごしまでの「住+《職》」の対応もサポート致します。
ここでは学歴とかは「へ?」という扱いですし、むしろ外国人や中高年まで含めて、その人の《個》を何より優先します。
※事前の申込みはいりませんが、遠くからのご参加とかで日程や時間帯にムリがあるような場合は、状況をコチラにメール←Click!!ください。
※通常はお休みのキッサコさんも営業してくださいます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ、さて。
以上が人材募集のご案内でしたが、レトロフトが他の事業所と違うのは、、、、、よりレトロフトの日常を肌で感じていただくために、ある「催し」を同時開催することにしたのです。それが、
『あるもの市!!』 同じく1月28日(日)11時〜15時
そういえば今年は新春レトロ市がお休みを頂きました。
そのことを残念がる声が年末から何件も寄せられて。。。というのでそうしたコアなファンの方々への謝恩の意味も含めて、
『あるモンだけでも市をしよう!!』
ということにありなりました。
といっても(出店者を慎重にセレクトする)新春レトロ市とは趣を変えて、
出店者はレトロフトの関係者ばかり。
つまりあるモンでご奉仕しよう!という投げ売り市なのです。
どうでしょう、会社説明会に投げ売り市をするような会社って、、、、広いニッポンにここだけかもしれません(笑。
是非、本当の意味でのレトロフト的日常を知っていただいて楽しくリクルートしてみてください。

2018-01-10 |
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レトロフトの催し案内
【お知らせ:参加は木曜日午後1時で締め切らせて頂きました】

新しい年が明けて、
この世界にもなにか未知な事象が始まろうとしています。
ふと、レトロフトも変わらねば・・と強く感じています。
思うに、これまでのさまざまな新機軸もどうやら一巡した印象もあり、、。
オープン以来6年近くの積み重ねから見えてきたもの、失ったものを再度編み直してみたいのです。
思い返せばレトロフトチトセのコアは、「本」。
そしてレトロフトMuseoが大事に伝えたいと思うのは、人々のこゝろの中にある「表現力」と「想像力」です。
想像力と表現力があれば、これからのどんな時代の変化にも動じないはず。
そんな思いで原点にもどり、自主企画《朗読と音》のシリーズを開始致します。
豊かな文学的、芸術の夜に、どうかご期待ください。
・・・・・・・・・・・・
、、、灯りを消したレトロフトの書棚空間に、深く静かに、
男声での朗読の文章が人々の想像の糸を、漆黒の闇のなかに紡いでいきます。
朗読の一瞬の間、沈黙に、
あるいは静かな昂揚にそっとよりそうように、「音」が奏されます。
作家の思索と呼吸し合うかのように、小さな灯(ともしび)と声、楽器。
それ例外に舞台装置が何かあるかといえば、それは闇。
静かな、文学的な夜。
2月3日の初回は、梶井基次郎の《闇》に遊びます。
(詳細はDMの下に続きます)

レトロフトmemo.
この催しは、従来の朗読の会とは随分違う形を目指します。
読書好き、文学研究家だけに閉ざされがちな「本」の世界を、
いったんその呪縛から解いて、無垢のこゝろに訴える夜をレトロフト流に構築します。
朗読の声は敢えてプロの朗読家や声優ではなく、
添えられる楽も、諧調や音律の整った音楽ではありません、「音」なのです。
一切の枠をとりはらって、純粋な文芸に遊ぶ「仕組み」。
・・・とはいえご安心ください。
催しの最後には毎回、(特に)永井荷風の研究家でもある多田蔵人先生(鹿児島大学)の短いトークタイムも準備されています。
あたたかなお茶とともに、一瞬の夢幻をわかりやすい言葉で共有できる時間となるはずです。
お申し込みは「朗読と音」と記入の上メールでコチラに→CLICK!!(満席となりました)
ご期待ください。
レトロフト 拝
2017-12-21 |
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このところ毎年、あまりの過激さゆえワタクシも痺れてしまっているTシャツ展。
案内を見ても監獄、やら囚人やら脱獄、狙撃手、絶命!とかふだんワタシたちがあまり使わない言葉のオンパレードで、期待が高まります(笑。
で、このMedicine For AFoolの面々、告知のため放送局にも結集(下画像↓) 。
真冬にオリジナルT-シャツを販売するという無謀さに、まず私は痺れます←click!!。
で、この面々こんな素敵な「道順案内」のビデオも制作くださったのですよ。
☆山形屋方面からの道順ビデオ←click!(音がなります。銅鑼に注意(笑)
☆市役所方面からの道順ビデオ←click!(最後に出て来る矢印が泣かせます)
この道順ビデオ、版権を譲ってもらいたいくらい!!素敵だぁ.
展覧会の詳細はコチラclick!


2017-12-20 |
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レトロフトの催し案内
2017-12-16 |
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レトロフトの催し案内

明日の日曜日(12月17日)が最終となった、このたびの「織と陶」展。
福島万希子さんの「陶」は、長く作品を眺め、何度も手に取るうちにジワジワと魅力が伝わって来る印象があります。
大作は彫刻や建築をも思わせる男性的な印象。
でもちょっと目を脇に移して生活の器を手に取ってみると、花の一輪を添えたりする女性的な愉しみが似合う繊細さに気付くのです。

私にはこの白い温かさ、が謎でした。
陶器特有の土色からは随分と洗練されていて、でも磁器質の冷たさからは全くの別物で。
でもプロフィールにインド・ネパール・タイ・インドネシアに遊学、という一文を見つけて、段々と私にもなにか見えてきた感触が。
これは《アジア的温もり》ではないのだろうか、と思い至ったのです。
土も人も村も建物もどこか曖昧で、多くを呑み込み、赦す風土。

それで・・・ちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、かつてヨーロッパからの帰りに立ち寄ったインド・ムンバイの国際空港の私の思い出を語らせてください。
その空港は、美しい柱が白い天井に境目なしにつながり、巨大なルーフを美しく支えていました。孔雀の飛翔がそのモチーフとのこと。
イタリアを旅した直後の私には、ふと、この白い孔雀は不思議な安らぎでした。
西欧的ルネサンス建築はやはりどこか、東洋人の私には冷徹で超人的過ぎるのです。
この空港で抱いた感慨=ここはアジアだなぁ、という感触はひとつの安らぎでした。徐々に日本に近づいているという、地勢を可視化できる安心感。
と、、、、、そのような旅の記憶がほっこり甦る、福島 万希子さんの「陶」と私の対話でした。

2017-12-14 |
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それぞれの独自性を競うのがアーティスト。
そんな中で今回の展覧会ほど、二人の個性が互いを支え、補いあっている展示はないかもしれません。
織物と陶器ーー素材も手触り感もまったく違うふたつが、互いにその存在なしでは寂しいと感じるほど。
そのことから私たちの暮らしそのものも、異なる素材の調和なしには成り立たないこと、ふっと気付かされました。
日曜日(12月16日)までの毎日、お二人の作家さんが毎日ギャラリーで作品のご紹介をしてくださいます。
那須在住の和泉 美奈子さん(織)はイタリアでの生活も長く、
その柔らかい感性からの話題の尽きることがありません。
熊本からお越し頂いた福島 万希子さんは、
東京藝術大学を卒業された後、インド・ネパール・タイ・インドネシアに赴き独自の世界を築かれました。
なので、、、
ちょっと通常の陶器展とはひと味もふた味も違う「造形の遊び」が満ちています。
作家さんたちと直接対話のできる貴重な機会ですので、
どうぞ遠慮なさることなく、作品について、暮らしについて、色について何なりと声をおかけください。

